近年、コンサルティング業界は急速に成長しています。いったいコンサルティング業界をとりまく社会に何が起きているのでしょうか?これからコンサルティング業界はどうなっていくのでしょうか?
今回はその動向についてお話しします!

激動の時代

いま、あらゆる業界の市場が大きな変化の中にいます。
それが第四次産業革命。
第一次産業革命では「モノ」、第二次産業革命では「カネ」、第三次産業革命では「情報」の変革が進んできましたが、今回の第四次産業革命でキーワードとなるのは「ヒト」です。
人間がすべき仕事と、機械やAIがする仕事が選別され、将来的にはこれまでの重労働の多くは機械やAIに任せて、人間でないとできない仕事に価値をおいていこうという動きが、この第四次産業革命です。そうなると比率が高まるのがサービス業。リアルな世界で人の成し遂げるサービスこそが経営資源となるのですね。そのような動きの中でコンサルティング業界にも注目が集まっていくことになります。

黄金期に入ったコンサルティング業界

21世紀になると、コンサルティングファームは大躍動を続けます。

その要因は≪市場の変化とともに変わる顧客の声に応えた≫ことにあります。

第四次産業革命の中で市場は激変し、これまでのままでは生き残れないことに…しかしどう変化に対応したらよいかわからない…そこで頼られるようになったのがコンサルティング業界だったのです!この大きな変化の中で、コンサルティング業界がリードしていくようになります。

コンサルティング業界の新しい流れ

(1)業務や業種に特化したコンサルティングファームの増加

コンサルティングファームには、戦略系、会計系、国内系、IT系などさまざまなタイプが存在しますが、現在急成長しているのが特化系コンサルティングファーム。
特殊な専門分野のノウハウを集めて提供することで差別化を図っています。
実は、このような専門的なコンサルティングファームでの採用は、経験のあるコンサルタントを引っ張ってくることが多いのです。まさにプロ中のプロ集団。どの分野で援助が必要なのかが明確なら、専門的なほうが安心ですよね!
特定の分野に特化することで、クライアントの信頼を得ることができるのです!

(2)ITによる意思決定

現代、コンサルティングサービスの意思決定には高度なITが欠かせません。
リアルタイムの情報がわかるビッグデータを分析して、まさに今起こっている社会の動きをとらえます。(BI ビジネスインテリジェンス)
またスマートフォン、タブレットやソーシャルメディアなど、あらゆるデジタルメディアを対象として、デジタル戦略をたてることもあります。(デジタルトランスフォーメーション)
他の企業と差別化を図り、生き残るためには膨大な情報が必要になります。また現代は情報化社会。誰もがデジタルメディアを利用している時代です。それゆえコンサルティングを行うのにITは無くてはならない存在なんですね!

(3)ターゲットの展開

クライアントの対象は民間企業にとどまりません!
21世紀になると、日本では中央集権から地方分権への財源への委譲が政治テーマになっていましたね。その流れを受けて、地方自治体にも民間コンサル会社が関与するようになっていったのです。その一例が日本総合研究所。実際に日本総研は人口を誘導して持続可能な自治体経営を実現するために、戦略立案と実行を支援しています。

課題

(1)コスト

コンサルティングファームの数が増え、ファーム同士の競争が激しくなってきた今、ターゲットを拡大しなくては勝ち残れません。これまでは大手企業を対象としてきましたが、中小企業やベンチャー企業にもターゲットを拡大していくようになります。
しかしここで問題になるのが、そのコストパフォーマンスの低さ。実は、大手企業でも中小企業でも、コンサルティングの手間はあまり変わらないのです…
大手企業と比べて中小企業からいただける報酬のほうが劣ってしまうのが実情。この問題にどう対処していくかがコンサルティングファームとして生き残るためのキーになるのですね!

(2)海外企業との付き合い方

グローバル化が進んだ現在、海外企業との関係をもたざるを得ません。対応すべき事例は大幅に増えてしまうのが悩みどころ。海外企業を顧客とした場合を考える必要が出てきますし、海外人材も必要になってきます。グローバルな課題にどう対処していくかも、生き残りのキーになりそうですね!

これからのコンサルティング業界

8年間で2倍近くの市場規模になったコンサルティング業界ですが、日本では欧米と比べるとまだまだコンサルティングの利用率が低いのが現状です。しかし業界再編が激しく起こっている今、自社だけで立ち向かうことは困難を極めます。そのため日本でもコンサルティングの利用は今後ともますます増えていきそうですね!

まとめ

第四次産業革命、グローバル化、IT化、業界再編などなど…現在は様々な変化であふれています。こうした変化に対応していくには、個々では難しそうですね…
変化に負けず、生き残るためには外部との協力が必要。
コンサルティング業界の動向に今後とも注目していきたいですね!